2008年4月9日水曜日

地方病院の苦しい現状

週刊金曜日 第695号 2008年03月21日号」にとても興味深く考えさせられる記事があった。
「P28.「診療所化」めぐる自治体のジレンマ」には、「度重なる医療費抑制となった診療報酬改定も病院経営を逼迫させたという。医療の専門分化、ベッド数に対する医師・看護師の数の比例による競争原理の働いた報酬額は、過疎で利用者の少ない町立病院にとっては不利に働くからだ。」と記事が掲載されている。
同じような話が時々テレビでも放送されている。とっても深刻な事態ではないかと心配だ。地方の市立病院では、大学病院から派遣されていた医師が引き上げられたりして病院が縮小してしまうこともある。

病院が不安定だと、EHRやPHRのオンライン連携が重要ではないかと考える。なぜなら、病院が閉鎖されてもカルテを他の病院へ持っていくことが可能になるはずだからだ。しかし、経営が苦しい病院は、高額な電子カルテシステムは導入できないというジレンマがある。

Google HealthなどPHRサービスや電子カルテASPの日本での今後の取り組みに注目したい。

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