2008年5月7日水曜日

100ドルPC(OLPC)

ニコラス・ネグロポンテ氏のNPO団体であるOLPC(One Laptop per Child )がある。
ホームページは、laptop.orgだ。公式ページとしての「The OLPC Wiki/lang-ja」もある。
元OLPC CTOのMary Lou Jepsen氏のPixel Qi社も見逃せない。
レポート記事「$100ノートPCの現状 - デジタルデバイド解消へ、MITメディアラボ所長語る」も過去に出ている。日本でのOLPCの取り組みは「OLPC Japanポータル」がある。(寂しい内容だが・・・)
個人的には、画面サイズがA5やB6サイズのタブレット型PCが子供が持つサイズとしては良いかと思う。
HTC Shiftの207 mm (L) X 129 mm (W) X 25 mm (T)ぐらいも良さそうだ。
Intel ATOM/AMDかARMプロセッサーで長時間利用が前提であってほしい。

これこそ、Google Androidが搭載されるべきモバイル端末ではなかろうか。
開発途上国では、誰がキーボードの使い方を教えるのか課題があると思う。
タッチ操作だけで情報へのアクセスができればそれが楽だと思うし、言語の壁も乗り越えられるかもしれない。世界全てがアルファベットのキートップで満足できるはずが無い。
例えば、ARM版のモデルだけGoogle Androidにするのもいいかもしれない。
# Googleのビジネスにとっては興味あるテーマのはずだ・・・既にGoogleは支援をしているのだから。

WiFiのメッシュネットだけでなく、ZigBeeを使って、この100ドルPCによる低速なネットを自動構築して町のFONノードまでバケツリレーすればきっとGoogleのメリットに繋がるはずだと思うのだが。ZigBeeなら消費電力が少ないのでモジュールが常にONでもなんとか活用できるのではないかと思う。
WiFiは消費電力が問題で手巻きの発電機では荷が重い気がする・・・
ちなみに「ZigBeeで1kmの通信距離や音楽の伝送も,英Jennic社が出展」の記事が参考になる。
0.01W(10mW)以下ならば無線の免許は不要のようだ。
ご近所さんの間での通信と家ち家の中継をしての都市部への接続に使えないだろうか?

またFONもZigBeeのノードをネット過疎地の地域に配備し、無線LANやWiMAXで無線で他の中継ノードに飛ばせば有線を引かずに済む。各ノードはソーラーパネルで運転できるようにすればノードを置くだけで済むと思う。土地問題は所有者に借りるというポリシーにする。
# そうなってくると携帯通信キャリアも支援したくなるのではないだろうか・・・

日本の太陽電池メーカーやプリンターメーカーにも協力を依頼するとさらに良いかと思う。

この案はどうだろうか。

PS.インテルとOLPCは物別れになっているようだ・・・
参考記事: 「Intelは100ドルPCに貢献せず」――OLPCが非難声明
       OLPC、離脱表明のインテルに反論:「子供たちを市場としてとらえている」

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