VWがハンドルのステアリング操作系と連動したカーナビRNS510を純正カーナビとして販売している。
注目すべき点は、メーターパネルの中のスピードメーターとタコメータの間のマルチファンクション・ディスプレイにカーナビの曲がる方向の指示が出て目線の移動を最小限にしている。またステアリングに操作系SWを装備して手を離さず操作できる。派手さはないがドイツ的な安全への配慮が十分に考慮されている。
これこそ組込み系のプログラミングとハンドルなどの電子デバイス化の賜物だ。
自動車の組込み系の代表格としてハンドルと前輪の電子的接続をステアリング・バイ・ワイヤーという。バイ・ワイヤー技術は、電子的に接続して制御する技術だ。もろ組み込み制御プログラミングの世界だ。
最近はいろんな制御がバイ・ワイヤーになってきている。そして自動車内部にLANまである。
そしてカーナビが自動車の管制塔になろうとしつつある。
それだけCPU能力が有り余ってきているということなのだろう。
段々と車の部品が機械部品から電子部品に置き換わっている。
今後は、もしかしたら曲がるべきところでないところでハンドルを切り始めたら、カーナビが曲がる場所が違うというメッセージを出すようになるかもしれない。
また、オービスの500m手前で(設定していることが前提だが)自動的に法廷速度に減速(前後の自動車との急接近なども考慮)したりする時代は目前かもしれない。
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