2008年5月31日土曜日

オープンソースOSの限界

Google Androidは、Googleと携帯電話キャリア及びメーカーが付いているからあまり心配はしていない。

だが、Linuxが何故、Desktop OSとして普及しなかったのか振り返ってみよう。

当初からドライバー開発で問題になったのが、HW仕様の公開についてだった。
グラフィック・ディスプレイ・ドライバー、プリンター・ドライバー、スキャナー・ドライバーに代表される。
どれも高性能・高画質・カラーなどに関係する処理に特許などを抱えている。そのためオープンソース中にそのノウハウが流出してしまうのを拒む。
もしくは、ドライバーの開発が困難なものは、その開発コストやその困難性から開示を拒まれた。

つまり、ビジネスにならないからだ。

グラフィック・ディスプレイ・ドライバーは、皆の熱意と利用者が増えたので割と対応された。
しかし、プリンターやスキャナーは未だに対応が悪いようだ。残念だがビジネスにならないからだ。

これらのメジャーデバイスのサポートがLinuxにされるようになるかどうかが、今後の分かれ道だと思う。

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