2008年6月13日金曜日

iPhoneとグーグルのビジネス、そして日本は・・・

MSがグーグルのビジネス・ドメインである検索で競合して衝突しているが、アップルはiPhoneでは、GoogleもAndroidで喧嘩は無いようだ。
それは、「グーグル幹部が語るiPhoneとAndroid、ヤフーとの関係」の記事に現れている。

人の記事の引用はさておき、個人的な見解を述べる。

米国企業は、グローバル・ビジネスにおいて競合があっても協調をしている。
例えば、MSはアップルに資本参加していたはずだ。そして、Mac OSにはMSのコードがライセンスされているし、MSのサーバプロダクトとの連携をやっている。
ただし、ケータイ電話OSでは競合しているように見えるが、タッチ携帯路線を強調・協調しているように見える。アップルがiPhoneでブームを作り、MSやGoogleが裾野を広げているかのようだ。
グーグルにとってもMSのPCやUMPC、スマートフォンは重要なクライアント環境だ。

これは、PC環境と同等の環境をケータイに進出するという目的で3社は一致している。

独自路線は、欧州と日本のケータイだ。環境や国民性が色濃く出ている。
ボルボとノキアは極寒の地で停止したら命に関わるので故障やハングアップは有り得ない話だ。
日本人も気質からいい加減な製品は受け入れがたい。昔からドイツと日本は工業製品において似た者通しだ。

そいう意味では、Windows系OSはハングアップを含めて不安定で安心して使えない。
Mac OSは昔のコアダンプを卒業して良いOSになった。欲を言えばファイルシステムはもっと堅牢であってほしい。そこは米国流の合理性で妥協されている部分だろうと思う。
別にMSの製品を責めているわけではなく使わなければならないものならば、安心して使えるようになって欲しいというのが私の意見だ。
それは、グーグルにも言える。このブログではグーグルの安心できないところは改善を求めるためにあえて書いている。

日本はというと、IT関係はもっと欧米を見習うべきだと思う。時計、カメラ、自動車、プリンターのように世界的に成功している分野があるのだから、OSやユーザービリティはもっと見習うべきだと思う。

個人的には、OSはLinuxやAndroidを見習うべきだと思う。SLAXの考え方や採用した技術も検討に値すると思っている。日本としては改良・改善を行い、安心して使えるOS環境を開発すべきだと思う。
そこにはシンビアンOSのポリシーを見習うべきだと思う。ただし、セキュリティ的にはLinux系のノウハウを最大限に活用すべきだと思う。なぜならルーターやセキュリティOSとしての実績を持つからだ。

個人的には、C++は本質的な問題を解決できないのではないかと思うのでOSの言語としては賛成していない。やはり、Cやアセンブラがどんなに古くとも適切だと思う。Windows系アプリの移植のために一部環境でC++やC#などの互換環境は推奨したい。

話がそれてしまったが、日本が海外進出するためにはAndroidなどを自力で改善・改良して市場の信頼を勝ち得るのが得策ではないかと思うのだ。
なぜなら、時計、カメラ、自動車がそれを証明しているからだ。

今の日本のケータイは技術や機能に執着しすぎていて、利用者にとって使いやすいわけでも必要十分でもなく過剰で、制限の多いものにすぎないと思う。
だから私はオープンソース路線のAndroidが自由に改善・改良できるOSとして注目しているというわけだ。開発元にお願いしてもMSのように直らないケースもあるのだから・・・

0 件のコメント: