2008年6月7日土曜日

電子証明書ビジネスが一般化しない理由

PDF千夜一夜の「電子証明書のVeriSign流マーケティング研究 (1)」を見ると、こんな電子証明書の売り方では売れなくて当然だなと思った。
だって、三菱の製品だけを買う人ばかりではなく他社の製品を望む人がいて当然だからだ。

まあ、後発のソフトに対して冷たいねというのが私の感想。

これから認証局を開始する事業者さん、特に認定認証局の事業者さんには暖かい目で後発の電子署名や個人認証アプリケーションを開発し発売する方々を見て欲しい。
そうでなければ、PKIの技術者は日本に育たないだろう。

これから開発する方々は、PKIだけに頼った厳密論では論理矛盾に陥り自己崩壊し、とても実用にならないことに注意しよう。電子署名は記録管理的な運用と合わせて使うとか、割り切った印鑑と同等の運用をすべきだと思う。だから、ES-X-Longまでの運用をずっと提言している。
電子署名法とその動向
長期署名と「真偽を確定する論理」
を以前に書いた。

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