2008年6月3日火曜日

ワンマイル消費族

6月1日のTV東京「久米宏 経済スペシャル 新ニッポン人現る!」で若者の消費動向を放送していた。
予告では、「久米宏さん、百合子議員と再バトル…若者向け経済番組で司会」のように書かれていた。

この番組で印象的だったのが、日本の先行きを心配して若者が「ワンマイル消費族」と化していることだ。
海外旅行や自動車には興味無し。これでは売れないはずだ。

しかしこれは若者ばかりではなさそう。私も服など買わなくなっている。
近所にはスーパーセンターがいくつもあるがバーゲンにはいつも渋滞だ。高いものには皆さん興味なさそう。

ハピ研の「あなたにとってのプチ贅沢とは? 毎週アンケート」では、プチ贅沢程度しか消費に結びついていない現実が垣間見れる。若者はマイナス要因でオジサンはプラス要因でプチ贅沢をするそうだ。
それだけ若者は、将来を心配して不安がっているということかもしれない。

私も最近はケーキを買って帰ることが極端に少なくなった。以前はちょこちょこと買っていたが、最近は自宅で嫁さんと子供がケーキ作りを楽しんでいる。
これはこれで幸せなんだよね。贅沢な時代ばかりが幸せとは限らない。個人的には自分の子供の頃のほうが夢があって幸せだったと思う。
近所のオジサンのスカイランに乗せてもらい高速道路を走ったときは窓をあけて手を出して風圧を楽しんだものだ。せいぜい100km/hだ。オジサンが手を出してみろと言ったときはウキウキしていた。
そんなことでも楽しい時代だったと思う。

厳しい言い方をすれば、日本政府の無駄遣いのつけを国民に転化している現状ではいくら景気が上向こうが消費行動には結びつかないということだ。病院ではお年寄りの悲しい声が窓口での相談で聞こえる。

ある国では、国政に不安があるので金を裏通りで購入し物に変える傾向があるのを長年見てきた。そこには裏通りにいけば金を売る店が沢山あった。これはいつでも海外に逃げるためだそうだ。
日本も金が庶民に売れるようになったら国民は国外に逃げるサインを政府に送っているのかもしれない。

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