2008年3月22日土曜日

お進めなLinux環境(アンドロイドにもお勧め?)

まず、OS屋さんはドライバーもカーネルやツールもC言語なので、C言語とGNOME環境。GTK+アプリは、Windowsにも移植できる。GNOMEはアプリも豊富だ。Mozillaアプリ群やOpenOffice.org、GIMP、Inkscapeなどメジャーなアプリがある。PDA用途のGPE:(The GPE Palmtop Environment)もある。
そういえば、XMLデータ形式のGUIビルダーのGlade(http://glade.gnome.org/)がある。
スマートフォン用のGladeがあれば、開発者はGUIの調律(チューニング)が楽だと思う。

自分としては好みでは無いがプログラマー人口の割りといるC#とMonoによる.NET環境は必要と考えている。MonoはGNOMEと親和性が高いみたいだ。Windows MobileのアプリもGoogle Androidに移植できるかどうかは不明だが、期待できるのではないかと考える。

マルチプラットホームやWebアプリのためにJava。携帯アプリもJavaだ。個人的にはJavaMEは制限が多いのでGoogleに賛成したい・・・マインドマップツールのFreeMindをJavaベースのアプリとして紹介する。文書管理サーバは、Nuxeo 5がいいかもしれない。

PKIセキュリティは"The Legion of the Bouncy Castle"がすばらしい。JavaとC#(Mono)に対応している。Cを使うならOpenXAdES.orgやxmlsec、NSS/OpenSSLあたりか。"ASN.1 Editor Plugin for Eclipse"というものもある。PDFでもそのうちXAdESが使えるようになるらしいと聞いた。2010年まで
RSA1024bitとSHA-1は使うのを止めよう。

PDF環境は、JavaベースのiTextとPDF Renderが使える。iText.NETやGNOMEアプリの"Evince document viewer"もある。ちなみにiTextは電子署名の付与・検証ができる。携帯電話でもPDFドキュメントのニーズは高いみたいだ。ワークフローでの利用から、電子ブックや電子漫画など利用価値が高いと思う。

フォントエディタは、Cベースで古いGUIのFontForge(誰かGNOMEに移植して欲しい。)とJavaベースのTypecastがある。文字デザインは大事だ。ドキュメントを長く残すためにも重要。とくに活版印刷の文字のような味のある日本語フォントの登場を望む。

KDEは確かに奇麗だが、存在するアプリがどれも中途半端に思える。またQtのライセンスも気になる。奇麗な実装が一番になるとは限らない。

個人的には環境は問題対策として紙から電子ファイルに移行すべきだと思う。そのためにISO化が進んでいるPDFとODFを推奨する。紙に置き換わるフォーマットとして一日の長があるPDFとXMLベースのODFと組み込みフォント用途のフリーなフォントが重要と考える。Embedded OpenType(EOT)のようにXMLでも組み込みフォントが使えるようになってほしいものだ。ページめくりなど紙の利便性を追求したアプリに今後期待したい。

Linuxが誕生した頃から考えるとかなり充実してきたという実感がある。しかし一般の人々が使える環境はまだまだこれからが勝負だと思う。
RIAやクラウドコンピューティングとアンドロイドの今後に注目したい。

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